部位によって味や質が異なります。
鶏肉料理と一口にいっても使われる部位はさまざまで、焼鳥にいたってはほぼ全ての部位を使用することになります。 今では日本の食卓に欠かせない鶏肉は捨てるところがないと言ってもよいほど、丸ごと全部食べることが出来るのです。 ですが他の肉と同じく鶏肉も部位によって肉の性質がバラバラですので、鶏肉を美味しく調理するには部位ごとの性質を知っておく必要があります。 そして鶏肉は他の肉類に比べて良質タンパク質を多く含んでいます。 良質タンパク質とは食物からのみ摂取可能な、9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれたタンパク質のことです。 鶏肉は全体的に脂肪分が少ないのですが、その中でもむね肉は栄養価の高い良質タンパク質を多く含みます。
また鶏肉は牛肉や豚肉に比べて低カロリーとしても知られています。鶏肉は各部位によってカロリーが異なり、脂が少ない部位ほど低カロリーとなります。 そして他の肉料理に比べて骨付きや皮付きで調理されることの多い鶏肉は、それらに多く含まれるコラーゲンを手軽に摂取することができます。 焼鳥や手羽先が男性だけでなく女性にも人気なのは、そうした理由もあるのでしょう。